MCP-Weather

Provides weather information using the Japan Meteorological Agency API. No authentication required.

MCP-Weather

気象庁APIを使用した天気情報取得MCPサーバー(OAuth 2.0認証付き)

概要

mcp-weatherは、気象庁の天気予報API(livedoor 天気互換)を使用して、日本各地の天気情報を取得するMCPサーバーです。OAuth 2.0認証を使用したセキュアなアクセス制御により、Cloudflare Workersでリモートサーバーとしてデプロイ可能です。

特徴

  • OAuth 2.0認証: セキュアなアクセス制御とトークンベース認証
  • 豊富な気象データ: 天気概況、降水確率、風速情報を提供
  • 全国対応: 主要都市の天気データを取得可能
  • リモート対応: Cloudflare Workersにデプロイしてリモートサーバーとして利用可能
  • モバイル対応: 標準的なOAuthフローでモバイルアプリからも利用可能

利用できるツール

1. get_weather_overview

指定した都市の天気概況を取得します。

  • 発表時刻
  • 天気概況文
  • 今日・明日・明後日の天気予報
  • 詳細な天気情報

2. get_precipitation_probability

指定した都市の降水確率を取得します。

  • 時間帯別(0-6時、6-12時、12-18時、18-24時)の降水確率
  • 今日・明日・明後日の予報

3. get_wind_speed

指定した都市の風速情報を取得します。

  • 風向・風速の詳細情報
  • 今日・明日・明後日の予報

対応都市

札幌、青森、盛岡、仙台、秋田、山形、福島、水戸、宇都宮、前橋、さいたま、千葉、東京、横浜、新潟、富山、金沢、福井、甲府、長野、岐阜、静岡、名古屋、津、大津、京都、大阪、神戸、奈良、和歌山、鳥取、松江、岡山、広島、山口、徳島、高松、松山、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、那覇

セットアップ

利用方法の選択

このMCPサーバーは2つの利用方法をサポートしています:

利用方法特徴認証設定の複雑さ
ローカルMCPサーバー高速、プライバシー保護、信頼性不要簡単
リモートMCPサーバー最新機能、スケーラビリティOAuth 2.0中程度

方法A: ローカルMCPサーバー(推奨・簡単)

認証不要でシンプルに利用できます。

1. 依存関係のインストール

npm install

2. ローカルMCPサーバーをビルド

npm run build:local

3. Cursorのmcp.jsonに設定

{
  "mcp-weather-local": {
    "command": "node",
    "args": ["/path/to/MCP-Weather/dist/server/local/index.js"]
  }
}

4. 使用開始

Cursorを再起動して、「東京の天気を教えて」と入力してください。

方法B: リモートMCPサーバー(OAuth認証)

方法1: 自動トークン更新(推奨)

# プロジェクトディレクトリで実行
node src/utils/update-token.cjs

方法2: 手動設定

  1. OAuth認証トークンの取得
node src/utils/get-token.cjs
  1. トークンを手動で更新

    • src/client/mcp-weather-remote.cjsACCESS_TOKENを更新
  2. Cursorのmcp.jsonに設定

{
  "mcp-weather-remote": {
    "command": "node",
    "args": ["/path/to/MCP-Weather/src/client/mcp-weather-remote.cjs"]
  }
}

環境変数を使用する場合

export MCP_WEATHER_TOKEN="your-token-here"

トラブルシューティング

ローカルMCPサーバーの問題

  1. 依存関係のインストール確認
npm install
  1. TypeScriptの直接実行
npm run dev:local

リモートMCPサーバーの問題

  1. デバッグ版を使用
{
  "mcp-weather-remote-debug": {
    "command": "node",
    "args": ["/path/to/MCP-Weather/src/client/mcp-weather-debug.cjs"]
  }
}
  1. トークンの期限切れ
node src/utils/update-token.cjs
  1. Cursorのログを確認
    • Cursor > View > Output > MCP

ファイル構成

MCP-Weather/
├── src/
│   ├── server/               # サーバーサイド実装
│   │   ├── local/            # ローカルサーバー
│   │   │   └── index.ts      # ローカルMCPサーバー
│   │   └── remote/           # リモートサーバー
│   │       ├── worker.ts     # Cloudflare Workers実装
│   │       └── auth.ts       # OAuth認証サービス
│   ├── client/               # クライアントサイド実装
│   │   ├── mcp-weather-remote.cjs  # メインのMCPクライアント
│   │   └── mcp-weather-debug.cjs   # デバッグ版
│   └── utils/                # ユーティリティ
│       ├── get-token.cjs     # トークン取得スクリプト
│       └── update-token.cjs  # トークン自動更新スクリプト
├── dist/                     # ビルド出力
│   └── server/
│       ├── local/            # ローカルサーバーのビルド出力
│       └── remote/           # リモートサーバーのビルド出力
├── node_modules/             # 依存関係
├── package.json              # プロジェクト設定
├── package-lock.json         # 依存関係のロック
├── tsconfig.json             # TypeScript設定(リモート用)
├── tsconfig.local.json       # TypeScript設定(ローカル用)
├── wrangler.toml             # Cloudflare Workers設定
└── README.md

開発者向けセットアップ

依存関係のインストール

npm install

ローカルMCPサーバーの開発

# ローカルサーバーのビルド
npm run build:local

# ローカルサーバーの開発モード
npm run dev:local

# ローカルサーバーの型チェック
npm run type-check:local

Cloudflare Workersへのデプロイ

  1. Wranglerのインストール(未インストールの場合)
npm install -g wrangler
  1. Cloudflareアカウントへのログイン
npx wrangler login
  1. KVストレージの作成 OAuth認証データを保存するためのKVネームスペースを作成します:
# 本番環境用
npx wrangler kv:namespace create "OAUTH_KV"
# 開発環境用
npx wrangler kv:namespace create "OAUTH_KV" --preview
  1. wrangler.tomlのKV IDを更新 作成したKVネームスペースのIDをwrangler.tomlに設定してください。

  2. デプロイ

# ビルド
npm run build

# デプロイ
npx wrangler deploy

ローカル開発

# 開発モードで起動
npx wrangler dev

# ビルド
npm run build

使用方法

ローカルMCPサーバーでの利用

  1. 設定完了後、Cursorを再起動
  2. 天気情報の取得
    • Cursorで「東京の天気を教えて」と入力
    • 自動的に適切なツールが呼び出されます

リモートMCPサーバーでの利用

  1. トークンの取得と設定
node src/utils/update-token.cjs
  1. 天気情報の取得
    • Cursorで「東京の天気を教えて」と入力
    • 自動的に適切なツールが呼び出されます

デモ認証情報(リモートMCPサーバー用)

開発・テスト用のデモ認証情報:

  • ユーザー名: demo
  • パスワード: demo123

※ローカルMCPサーバーを使用する場合は認証不要です。

モバイルアプリ開発者向け

OAuth 2.0 APIエンドポイント

  • クライアント作成: POST /oauth/client
  • 認証開始: GET /oauth/authorize
  • トークン取得: POST /oauth/token
  • MCP API: POST / (Bearer認証)

対応プラットフォーム

  • iOS: SFSafariViewController, ASWebAuthenticationSession
  • Android: Chrome Custom Tabs, WebView
  • React Native: react-native-app-auth
  • Flutter: flutter_appauth

詳細な実装例は、プロジェクトのサーバー側コード(src/)を参照してください。

データソース

本サーバーは「天気予報 API(livedoor 天気互換)」(https://weather.tsukumijima.net/)を使用しています。 このAPIは気象庁が配信している天気予報データをJSON形式で提供しています。

セキュリティ

OAuth 2.0認証

  • 認証コード: 10分間の有効期限
  • アクセストークン: 1時間の有効期限
  • PKCE対応: モバイルアプリでのセキュアな認証

本番環境での設定

本番環境では以下の点にご注意ください:

  1. クライアントシークレット: 安全に管理し、公開しないでください
  2. リダイレクトURI: 信頼できるドメインのみを設定してください
  3. アクセストークン: 適切に保護し、HTTPSでのみ送信してください

注意事項

  • APIのレスポンスが予期しないデータになった場合、エラーが発生する可能性があります
  • 気象庁HPのAPI構造が変更された場合、サービスが停止する可能性があります
  • 連続したAPIアクセスは避け、適切な間隔を空けてご利用ください
  • OAuth認証のトークンは適切に管理し、第三者に漏洩しないよう注意してください

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